9月25日、「親のこと実家のこと リアル壁打ち会」という、ちょっと変わった名前の相続相談会に、行政書士として参加してきました。
参加したのは、行政書士だけではありません。
相続や不動産に関わる複数の士業です。
それぞれ立場の違う専門家が集まって、「親のこと」「実家のこと」について、気になっていることを気軽に話してもらおう、という会です。
今回は、まずは身近な方々の声を聞いてみようということで、来場者は知り合いの方に限定し、10名ほどの方にお越しいただきました。
実際にお話を聞いてみると、やはり皆さん、それぞれに気になっていることがあります。
「実家って、この先どうしたらいいんだろう」
「親が元気なうちに、何かしておいた方がいい?」
「相続のことが気にはなっているけれど、何から考えればいいのか分からない」
「こういう場合って、誰に相談すればいいの?」
そんな疑問やモヤモヤを、一つひとつ専門家に投げてもらいました。
今回やってみて改めて感じたのは、
「そもそも、誰に聞けばいいのか分からない」
という方が、思っている以上に多いということです。
相続と一口に言っても、遺言や各種手続きの話もあれば、税金の話、登記の話、不動産の売却や活用の話など、いろいろな問題が絡んできます。
だからこそ、自分の悩みが「どの専門家の分野なのか」を最初から判断するのは、なかなか難しいものです。
それに、まだ具体的な問題が起きているわけではない段階で、専門家の事務所に相談予約を入れるのは、少しハードルが高いと感じる方もいるでしょう。
今回の「壁打ち会」は、そこをもっと気軽にするというコンセプトです。
まずは話してみる。
「こんなこと聞いていいのかな」ということでも、とりあえず投げてみる。
すると、「それなら今のうちにここだけ確認しておけば大丈夫ですよ」と分かることもあれば、「それは一度、この専門家に詳しく相談した方がいいですね」と、次にやるべきことが見えてくることもあります。
実際に、参加してくださった方からは、
「疑問が解消できた」「来てよかった」
という声を多くいただきました。
行政書士として参加した私自身にとっても、これはとても大きな収穫でした。
専門家側からすると「相談するなら、ある程度問題を整理してから」と考えてしまいがちですが、相談する側からすれば、その「整理するところ」から難しいんですよね。
親のことも、実家のことも、相続のことも。
いつか考えなければと思いながら、ついつい後回しになりやすいテーマです。
だからこそ、何かが起きてから相談する場所だけではなく、
「まだ何も起きていないけれど、ちょっと気になっている」という段階で話せる場所があってもいい。
今回の壁打ち会を通じて、そんなことを改めて感じました。
お越しいただいた皆さま、そして一緒に参加した専門家の皆さま、ありがとうございました。

